2025-01-26 鑑定理論 執筆者:そうすけ

試験当日に「あなた基準覚えてないでしょ?」 鑑定理論の勉強法【そうすけ④】

論文試験の試験後4

標準読了時間:14分

はじめに

令和6(2024)年度合格者のそうすけです!

今回は、鑑定理論(論文)の勉強法について〜📣

🔴ポイントは5つ!🔴

  1. 「モバイル鑑定評価基準」は使わず、「こう書け鑑定理論」を徹底的に暗記
  2. 1週間で1周を目指す!
  3. Wordに「書く」!
  4. 重要論点(AA, A)はスキマ時間に復習!
  5. 「不動産鑑定評価基準」アプリを有効活用!

⚠️注意点は2つ!⚠️

  1. 特殊な勉強法ですが、「情報を1冊にまとめる」点は〈モバイル〉を暗記する方法と同じ
  2. 〈こう書け〉にない論点が模試・答練で出ると点数が伸びません!完璧に復習して本番に備えましょう!

答練・模試・本番は何点だったの?

これは別の記事にしました!

本番の開示答案も載せてあるので、ぜひご覧ください✨

ポイント① 「こう書け鑑定理論」を徹底的に暗記

自分は「モバイル鑑定評価基準」を使わず、「こう書け鑑定理論」を丸暗記しました!

その理由は3つです:

  1. 基準は無味乾燥で覚えにくいし、基準を丸暗記(インプット)しても答案構成(アウトプット)のために再編集しなければならない場合が多く、非効率だから
  2. 〈こう書け〉は章を横断する表現川原先生オリジナルの表現が多いので、鑑定理論の理解がしやすいから
  3. 〈こう書け〉の暗記は答案構成の訓練になるし、答練や模試で出やすいので得点しやすくモチベーションが上がるから

理由を具体的に説明しますね↓

1. 基準は覚えにくいし、基準を丸暗記してもそのまま答案には書けず、非効率だから

基準って、重要じゃない箇所が混ざっていたり、数ページ離れた留意事項が重要だったりしていて覚えにくい…

それに、法律の条項や基準の他章の番号は、せっかく覚えても答案では書かないです

証券化対象不動産の未竣工建物等の鑑定評価は、総論第5章第1節Ⅰ2.なお書きに定める要件に加え、工事の中止、工期の延期又は工事内容の変更が発生した場合に生じる損害が、当該不動産に係る売買契約上の約定や各種保険等により回避されている場合に限り行うことができる。

———各論第3章第2節

こんな終盤の文章をアレンジして総論第5章の論点(未竣工建物等鑑定評価)で書くの難しすぎん??

他にも、建付地の論点(こう書け107番くらい)の書き出しは、

  • 建付地の定義(総論第2章)

を書いた直後に

  • 建付地の鑑定評価(各論第1章)

を持ってきたり、基準をあっちこっち引用しなきゃならない…

「基準の暗記だけじゃ答案が書けない」と感じたので、基準の丸暗記は諦めちゃいました…

2. 〈こう書け〉は章を横断する表現や先生オリジナルの表現が多く、鑑定理論の理解が進むから

この点、〈こう書け〉には最初から「アウトプット」が書いてあるので、

〈こう書け〉を覚えればすぐに答案が書けます!

また、章を横断して論点ごとに整理されていたり、基準にはない補足的な説明も書いてあるので理解しやすい!

3. 〈こう書け〉の暗記は答案構成の訓練になるし、答練/模試で得点しやすくモチベが上がるから

〈こう書け〉を暗記すれば、基準の理解を伴う暗記答案構成の訓練ができて一石二鳥!

しかも、答練や模試では〈こう書け〉の重要な論点が出やすい(作問者がLECの先生だから当たり前だよね)ので、良い点数が取れて勉強のモチベになります

ポイント② 1週間で1周を目指す!

これは川原先生も仰っていますね

こう書けは140問あるので、1日20問やれば1週間で回せます

実際は色々あって計画通り進まず、1.5週間で1周くらいなのですが、、、

それでも、終わった後に数えてみたら28周していました!

まずはAAとAだけを暗記して、次第にB、Cに増やしていくのがオススメ!

自分はコピー冊子に14分割して、ラクガキできるようにしました↓

コピー冊子にしたこう書け鑑定理論

ポイント③ Wordに「書く」!

自分は「書いて」覚えました

理由は、実際に書いてみないと細かい記憶違いや表現の間違いに気がつけないから

でも、手書きは疲れるし遅いのでWordに打つことがおすすめです

具体的には、〈こう書け〉の問題だけが約20問ずつ載ったWordファイルを7つ作って保存します

Wordファイルの例

これを毎日複製して、Wordで解答をタイプしていくだけです

複製・保存したWordファイルたち

この勉強法を始めた11月ごろは、丸一日かけて20問を写す日々、、、

でも次第に慣れていくと、午前中に20問終わらせて、午後は教養科目の勉強ができます!

ポイント④ 重要論点(AA, A)はスキマ時間に復習!

最初に覚えるべきで、完璧に覚え続けるべきなのがAA, Aランク論点

基準の重要論点は小さいノートに縮刷印刷して、バイトの時間に覚えていました🤯

周りからは、マニュアルを確認する熱心なバイトだと思われていたかも笑

こう書けを縮刷した内職ノート

ポイント⑤「不動産鑑定評価基準」アプリを有効活用!

「不動産鑑定評価基準モバイル」(Apple Store)というアプリを使っていました

1,000円くらいしますが、検索穴埋めができるので最初から重宝していました!

「不動産鑑定評価基準モバイル」のApple Store画面
「不動産鑑定評価基準モバイル」アプリの画面

他にも同様のアプリはあるので、良さげなのを選んでください!

注意点①特殊な勉強法だけど、「情報を1冊にまとめる」点は〈モバイル〉を暗記する方法と同じ

自分の勉強法は少数派で、特に〈モバイル〉を一切使わないというのは極端です

でも、自分は〈こう書け〉に全ての情報を集約しているだけ

多くの受験生は〈モバイル〉に情報を集約しているので、やっていることは一緒です

他の科目でも、「情報を1冊にまとめる」ことはとても重要です!

でも、変わった勉強法をしていることは答案に表れているようで、

試験2日目の昼休み、ベローチェでLECのスタッフさんに「あなた基準覚えてないでしょ?」と言われちゃいました

鑑定理論の直前にそんなこと言わないでよ!!!

注意点②〈こう書け〉にない論点が答練/模試で出たら、完璧に復習して本番に備えましょう!

この勉強法の唯一の弱点は、〈こう書け〉にない論点が出たら殆ど何も書けない点です

答練や模試、総ざらい講座などで〈こう書け〉にない論点が出たら、その時は書けなくても、模範解答を同じように丸暗記して本番で完璧に書けるようにしましょう!

それでも本番で初めて出る論点があっても、他の受験生も書けないし、的中できなかった先生が悪いくらいのつもりで大丈夫(それだけ信頼できる講師陣です!)

終わりに

いかがでしたか?

拙い文章で、わかりにくい部分もあるかも知れません

もし質問があれば、コメントなどでご質問ください!

次は民法の勉強法とかかな? ではでは〜

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